AI・人工知能の話題が頻繁にニュースに上るようになりました。AIや人工知能というワードで検索をされた数は2014年から急激に増え、実際にAIが担うことができる仕事の範囲は拡大しています。
一時は、「将来的にはAIに仕事を奪われる」とネガティブに表現されたいた時期もありましたが、現在では様々な問題解決のためにAIの存在は必要不可欠なものとなっています。
これは、賃貸管理・お部屋探しの現場でも例外ではありません。
「AI」ってなんだろう?
AIとはArtificial Intelligence(アーティフィッシャル・インテリジェンス)の略です。その定義は専門家によって様々ですが、一般的には、機械に人間と同じような知能を持たせたソフトウエアのことを指しています。
AIは与えられたデータを学習して、自動的に法則や判断のルールを見つけ出します。そして、自分で判断を行うことができるようになります。
その結果、例えば言語を理解して新しい文章を作成したり、音声を理解して音声で返したり、過去のデータを分析して一番良い方法を編み出してくれる等の処理が可能になり、場面を問わず活用されるようになりました。
AIが縁の下の力持ちに
とはいえ、なんとなくAIなどの技術はまだ未来的なイメージをお持ちではないでしょうか?しかし、AI技術は既に不動産業界にも浸透しはじめています。例えば、不動産仲介会社からの物件確認電話に対して、最新情報を自動音声で応答すること。お客様からの反響に対して、物件情報を配信したりメールで追客を行うといったこと。こうした業務は、すでにAIが担うことができるようになっています。
一方、AIで置き換えられないものもあります。主に、接客の時間です。
営業スタッフはご来店いただいたお客様の希望をヒアリングし、内見をしていただきます。
そこで生活のイメージを持っていただいたり、細部までご確認いただくことで、最終的にそのお部屋にするかどうかを決めて頂きます。
また、重要事項説明、ご契約もお客様にとって物件の詳細を確認し「このお部屋で大丈夫」と決断していただく大切な時間。
このような接客の時間を大切にするために、AI技術が裏方として活躍しているのです。
RPAとの相乗効果
AIと並んでRPAによる定型業務の自動化を取り入れる業界も登場しています。
Robotics Process Automation(ロボティック・プロセス・オートメーション)の略です。ここ数年の内に不動産業界にも席巻する技術となってきました。
「シナリオ」と呼ばれるパソコンの操作手順をロボットが学習し、自動的に仕事をしてくれることから様々な業界で導入が進められていますが、実際には導入に難航するケースも多いようです。
当社では、2018年にIT戦略室を開設し、RPAを動かすシナリオの作成を全て内製しています。
賃貸管理の現場からRPAの対象となりうる業務を吸い上げ、即時にシステムを構築。こうして、日々自動化できる範囲が増えています。
RPAはスピーディで正確、そして疲れ知らず。24時間365日働いてくれます。今年の繁盛期より1台RPAを追加し、2台体制での稼働を開始しました。
AIが人間の頭脳を代替するのなら、RPAは人間の筋肉(手作業)を代替し、相乗効果を発揮します。その分、サービス品質の向上に繋げています。
不動産テックの導入が今後の鍵に
当社ではAIとRPA技術を取り入れ、オーナー様の満室経営や入居者様の満足度の向上に貢献しています。
不動産業者としてもITスキルが求められている時代が来ています。最先端の技術を取り入れた新しい「賃貸管理」を弊社にてご体感いただければ幸いです。