お部屋を借りられるお客様の利便性向上のために「IT重説」対応が可能な不動産業者が登場しています。
「IT重説」は店舗にお越しいただく対面での説明ではなく、パソコンやスマートフォン等のテレビ電話で重要事項説明をするものです。さらに、電子契約が可能な業者であれば、紙の契約書に署名・捺印をしていただかなければいけなかった契約ごともオンラインで完結ができます。
これまでの対面による説明には、およそ30分から1時間ほどの時間がかかり、さらに契約時の保険や入居規則等の説明まで含めると、2時間以上も店頭でお客様を拘束してお話しなければならないということもありました。それがIT重説の導入によって、インターネットにつながる環境さえあれば、ご自宅等どこからでも重要事項説明を受けて頂けるのです。
不動産業務をオンライン化する動きは、「新しい生活様式」の推進によってさらに後押しされていますが、この「電子契約」もお客様に求められているサービスの一つです。
電子契約とは?
電子契約とは、紙の書類における印鑑やサインにあたるものです。契約書などの書類を電子データで作成して電子サインをすることで、本人が合意して契約したことの証明とすることができます。
電子契約のメリットは?
その1つはお客様の利便性アップ。
お部屋探しのお客様は、遠方からお越しになる方や、今の御時世を理由に、できるだけ店舗に行く回数を少なくしたい方が多くいらっしゃいます。
「IT重説」と「電子契約」をご利用いただくことで、お申し込みの次にご来店いただくのは、ご入居直前の鍵渡しの時だけで済みます。重要事項説明~契約締結まではご来店いただかなくてもインターネットで済ませることができるようになるのです。契約手続きでお客様を長時間店舗に拘束せずに済みますし、重説は重説、契約は契約、と分けて行うことができるため、お客様はすき間時間を使って契約手続きを行うことができるようになります。
また接客スペースの限られた店内で、一層新規のお客様に集中できる体制となります。オーナー様の物件の成約の可能性を増やすことにつながります。
お申し込みキャンセルの抑止
さらに電子契約には、オーナー様にとって大きなメリットがあります。
それは、お申し込み後の唐突なキャンセルを抑止する効果。郵送で書類のやり取りをして店舗で契約というこれまでの流れですと、締結までに1ヶ月近くかかってしまうこともあります。
その1ヶ月間で、せっかくお申し込みを頂いたお客様からキャンセルのお申し出があることも少なくありません。「引っ越ししないことにした」「親の反対」など理由は様々ですが、とりあえずお部屋を抑えていたお客様が、より条件にあったお部屋を見つけ、そちらで契約された「心変わり」が原因と考えられるようなケースもあります。
これではせっかくご入居が決まっていたお部屋が、また一からのご入居募集となってしまいます。このような機会損失を防ぐため、電子契約では次のような契約の流れで、契約までの期間を短縮します。
①お申し込み
②保証会社の審査
③オーナー様の承認
④IT重説
⑤電子契約
インターネットを介してやり取りができるためスケジュール調整も容易となり、契約期間の短縮、ひいてはお客様の心変わりによるキャンセルを抑止することができるようになります。
オンライン化によってメリット
弊社では、2019年より既に電子契約を実践しておりお客様からご好評をいただいております。電子契約サービスの利用によって費用がかかるということもございません。
一歩進んだオンライン化の取り組みによってオーナー様の物件の成約率向上につなげてまいります。