新着のリノベーション事例をご紹介します!今回の物件は、築35年RC造マンション、ファミリータイプのお部屋です。
長期入居を経て空室になったこちらの物件。通常であれば速やかに原状回復を行い募集をかけたいところですが、募集賃料は下げざるを得ない状況でした。
この度のリノベーションにより、最新の入居者ニーズを反映した快適な住空間へ生まれ変わりました。
ニーズと乖離した間取り
本物件は昔ながらの細々とした3DKで、うち1室は和室です。そしてファミリータイプでありながら屋外に洗濯機置場がある点は、これだけでお客様に敬遠される要素となっていました。
また、長期入居による室内の傷みも目立ち、原状回復費が高額になることが予想されました。そこで、フルリノベーションによる老朽箇所の変更と生活動線の改善を行いました。
ポイントは次の通りです。
間取りを大幅に変更
3DKだった間取りは2LDKに。15・2帖のリビングはコンパクトなファミリータイプでありながらゆとりのある空間を演出しています。また、押入れのあった箇所を拡張し、ニーズの高いウォークインクローゼットを造作しました。
和室を洋室に変更
株式会社リクルート住まいカンパニーが2018年に実施した「2017年度 賃貸契約者動向調査(首都圏版)」の、2人以上世帯の方を対象とした『今後住みたい間取り・仕様の相対比較』によれば、「洋室6畳+洋室6畳+DK6畳」を選ぶ人が60・6%であるのに対し、「和室6畳・洋室6畳+DK6畳」は24・0%。洋室のみを好む人が和室ありを好む人の2倍以上という結果が出ています。
和室を好むかどうかは入居者様ご自身の嗜好や生活スタイルにもよりますが、最近の傾向としては和室の有無だけでも成約に関わる可能性があります。この度のリノベーションで全室を洋室としたことで、入居の可能性を広げています。
印象的な空間デザイン
ブラウンのアクセントクロスを基調とした配色。室内写真の見栄えもよく、ポータルサイトの中でも一際よく目立ち、内見時の印象も抜群です。
アクセントクロスのある物件は入居者様に住むことへの充足感をもたらします。
設備機器の入れ替え
壁付けキッチンは対面式キッチンに。ユニットバスは追い焚き機能付きのタイプを採用しました。また、リビングにはTVインターホンを新設しました。いずれも「設備ランキング」で上位に入る人気の設備です。
ネックとなっていた洗濯機置場は室内に新設され利便性が向上しました。使わないときにはロールカーテンでも目隠しができます。
今回のリノベーション工事によって募集賃料は3万円アップの見直しが図られています。
リノベーションをすると賃料アップで資産価値が上がっても、固定資産税評価と相続税評価額は変わらない場合がほとんど。つまり周辺相場よりも高い賃料で貸せるようになっても課税額は変わりません。また相続前に修繕して現金を減らすことで相続税を節税しながら、ご家族には賃料と入居率の上がった価値の高い資産を残すことができるようになります。
このように空室は物件を見直して資産価値を高めるチャンスでもあります。そして入居者様のニーズをお部屋に反映して物件の競争力を高めることは、将来を見据えた価値ある投資といえるでしょう。